脳卒中ってなんなの?
脳卒中ってよく聞くけどそもそもそれってなんなのさ。
って言う人ってたくさんいると思うんです。
まずはそこから紐解いていきたいと思います。
脳卒中ってなあに
脳卒中とは脳の血管が詰まったり破けてしまい脳の神経細胞が障害を受けてしまうことを指します。一般的に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作の4つに分類されます。
脳梗塞
脳梗塞とは脳の血管がなんらかの原因で詰まってしまい、詰まったところから先に血液が流れなくなってしまい神経細胞が障害されてしまう病態を言います。血液が流れないと酸素や栄養素が届かなくなってしまうんですね。
脳出血
脳出血とは脳の血管が破けてしまい、流れ出た血液が神経細胞を圧迫するなどして障害を起こし症状が出ることを言います。こちらでは流れ出た血液が悪さをするんですね。
くも膜下出血
くも膜下出血、これはちょっと特殊ですね。
脳梗塞・脳出血は脳実質内で起こるのに対し、くも膜下出血は少し外側で起こります。詳しくは後日掲載予定ですが、実は頭蓋骨から脳実質までは硬膜、くも膜、軟膜という3つの膜が張られています。このうちくも膜と軟膜の間のくも膜下腔というスペースが存在します。脳表面の動脈が破けてこのくも膜下腔に血液が流れ出ることを言います。
脳卒中の中で一番死亡率が高いとされているのがこのくも膜下出血です。
一過性脳虚血発作
これは脳梗塞と同じ原因で脳の血管が一時的に詰まって神経症状(腕や足に力が入らない、痺れるなど)が出現し、24時間以内にその症状が無くなることを言います。脳梗塞の一歩手前と考えて良いと思います。放って置かずすぐに病院へ行きましょう。
おさらい
・一般的に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作の4つに分類
よく聞く脳卒中って総称だったんだあ、、ってことが分かっていただければ大成功です!
次回からはこれら一つ一つについて詳しく見ていきたいと思います。
Thank you for reading;)